彼らは夜を昼に変える。 彼らは言う、『光が暗やみに近づいている』と。
彼らは夜を昼に変える。彼らは言う、『光が暗やみに近づいている』と。
夜を昼、昼を夜だと人は言う。 とんでもない錯覚だ。
夜は昼となり 暗黒の後に光が近づくと人は言うが
わが日は過ぎ去り、わが計りごとは敗れ、 わが心の願いも敗れた。
わたしがもし陰府をわたしの家として望み、 暗やみに寝床をのべ、
わざわいなるかな、彼らは悪を呼んで善といい、 善を呼んで悪といい、 暗きを光とし、光を暗しとし、 苦きを甘しとし、甘きを苦しとする。
あなたが心にいだく恐れと、目に見るものによって、朝には『ああ夕であればよいのに』と言い、夕には『ああ朝であればよいのに』と言うであろう。